自宅で出産する

2020年12月10日

幸来(こうき)くんママより

この度は、大変お世話になりました。安定期に入ったと同時にコロナが流行り始め、産院での健診も色々と制限が出て、その頃は3月4月を乗り越えたら8月は大丈夫かなーなんて思っていましたが収束の気配のない5月末頃から、自宅で産めたらなーと思いがありました。
自宅で産む、産みたいと言っても未知すぎて、家族から聞かれても具体的に答えられなかったりするも、やはり諦められず、6月に先生にお電話させてもらった時のことはよく覚えています。桑名だし、もう30週だし、断られるかなぁーと思っていた。先生は「大丈夫よー桑名は行ったことあるし、いいわよー」と。とってもありがたかったです。実際に助産所に行かせていただいてかん先生から2時間程いろんな話を聞かせて頂いた中で、私たち夫婦はとても安心し、この先生にお世話になりたいと思いました。30週からの決断でしたが、そこから2か月間、私たち家族をしっかりサポートしてくださり、万が一の時の土台を固めてくださったおかげで先生が言うことをやればはならず産めると信頼しかありませんでした。私たち夫婦にも、そして上の子に対しても、お腹にいた幸未にも真正面から、時には斜めからしっかり本気で向き合って下さり、ありがとうございました。それで私のスイッチも入ったし、上の子たちのスイッチも入れてもらったように思います。家族で一緒にお産に取り組めて、幸来を迎えてあげれて、本当に私はありがたくて幸せでした。それを叶えてくださったかん先生への感謝の気持ちは今後もずっと残り続けます。いま、子供が朝起きた時、子供が帰ってきた時、パパが仕事に行く時、日常の中で、幸来がここにいること、みんなが幸来に寄ってくること、そんな姿を見れて、私は幸せです。これから5人で楽しく協力して頑張っていきたいなと思います。
私も助産師でありながら助産師のかん先生のお仕事には本当に感動しました。

助産師より

自宅分娩が可能か悩みに悩まれて、申し込まれました。ご夫婦お二人とも真面目に真摯に物事を考えれれる方で、危険性はないか?自宅で家族全員で分娩を受け止めれるか?など初めてお会いした時はしっかり質問して下さいました。医療のバックアップが必要な事を話し、海南病院の産婦人科の先生にお願いし、承諾していただけてホッとしました。
養生中の家事のお手伝いも必要であることを話し、ご実家のお母様と旦那様が頑張ってくれるとなり、はじめて安心してお産を迎えることができました。私が通った6日間楽しかったです。お姉ちゃんと弟くんの存在が私の心をとても和ませてくれました。お姉ちゃんの将来の夢は助産師で、私が行う全てをしっかり頭の中に入れたいと、小さな助手になってくれました。弟くんも幼いながら赤ちゃんを可愛がってくれ、その仕草がとても優しかった。私もお家の中に溶け込むことを許してもらえたようで、心地良い思いをさせて頂きました。ありがとう。