助産師のママとその夫、ガンバル
結衣那(ゆいな)パパさんより
自宅出産をするという妻の希望を叶える為に、自分の不安を払拭するのがとても大変でした。自宅出産と聞いて思い浮かぶのが昔のお産のイメージであったり何かあった時のフォローができるのか?とか近所の迷惑にならないかとか色々考えました。1人目も2人目も妻の我儘を聞いて水中出産。今回も妻の意思を第一に考えて自宅出産を受け入れました。
今回は私自身が育児に参加したい気持ちが大きかったのと、まだまだ父親の育児休暇取得率が低い中、少しでも今後の後輩の見本となるようにと思い、妊娠がわかった頃から計画し、取得しました。何日か育児・家事を経験して・・・ めっちゃ大変!朝から子供達のご飯を作って洗濯して、自分と妻のご飯を作って、皿洗いして、買い物して、掃除して、子供帰って来たら遊んで、夜ご飯作って、お風呂入れて、エンドレスです!休めません!“世の中の旦那さん育児・家事やってみなはれ!!” “世の中の奥さん無理したらあかん!!たまには息抜きせなあかん” 大変だけど、生まれたての我が子の側で時間を気にせず過ごせた。とても貴重な経験ができたと思う。一緒に寝たり(寝落ちしたり)一緒に散歩したり、黄疸で市民病院に入院したけど育児休暇を取得していたので予期せぬ事態にも対応でき、しっかりサポートできるので、家族も安心して産後を過ごせたと思う。家事も育児もやってみると、とっても楽しいよ。自宅出産も育児休暇も選択してよかったと思います。
< ママさんより >
1人目2人目とかん先生の所で水中出産をさせていただきました。その後、かん助産所でお産のお手伝いに入らせていただくことが増え、助産師の先輩としてもかん先生はすごいなぁと感じることが多く、たくさんの学びを頂きました。
「日常の中にあるお産」を体験したくて自宅出産を選択しました。信頼しているかん先生と助産所仲間のまりさんがいてくださるので不安はほとんどなく、初めての陸でのお産となりました。
産後もずっと自宅で家族と過ごしました。当たり前のように私と結衣那が家にいる。先生も毎日来てくれましたし、まりさん、産後ドゥーラさんも頻繁に来て下さったので安心して過ごせました。子供達の受け入れも良かったと思います。赤ちゃん返りはじわじわ続いていますが、ふたりともとても可愛がってくれています。
「お産する女性が、大切にされて安心できる環境で、信頼できる助産師に見守られてお産できること」とても大切なことだなぁと身をもって実感できました。私も助産師としてこれからそんなお産サポートができるように学んでいきたいです。
助産師より
美容室でカラーしていると鳴り出した携帯!ちょっと早いけどお産?? 陣痛が来たというママからの知らせ。そこから美容師さんに相談し最短の時間でママの自宅に向かいました。到着すると何やら余裕の顔つきのママ!3人目なので当然、お産は走り出すかも。と焦る気持ちで私も走ったのですが、急ブレーキでした。結衣那ちゃんはどんな性格なのかしら?私は常日頃、お産は赤ちゃんの体力や性格に影響を受けると言っています。陣痛が来た時には“待つより自分から行動するタイプ?”と思っていたけれども、陣痛が来てからママは頑張って月夜に歩き、早朝に歩き、そして陣痛を強くし生まれてきてくれました。末っ子の甘えん坊タイプかも?パパやママやまわりの皆の力を上手に借りて困らずに毎日を生きていくかもしれないですね。生後6日位から黄疸値が急速に高くなり市民病院で光線療法を受けることになりましたね。あなたのお家に朝夕と黄疸値を計りに伺ったこと思い出されます。無事に生まれ、無事に育ってくれてありがとうね!
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