本当の私

2013冬

冬(ふゆ)ママさんより

1人目を総合病院で出産しましたが、自分の思い描いていたお産jとは全くかけはなれたもので、母乳も1滴も出て来ず、授乳の度に涙を流しながら出ないおっぱいをくわえさせていました。出産てこういうもの?育児ってこんなに辛いものなの?と疑問に思いながら子供の成長だけが救いとなる日々を送っていました。
2人目を妊娠した時、初めてかん先生にお会いしました。「あなたは自分が思っているほど強くないということをもっと知った方がいい。」と言われた時、お腹の子はこの先生にとりあげてもらおうと心から思いました。私の事をそんな風に言ってくれる人はかん先生が初めてでした。それから検診の度に自分の心が解放されていくのを感じ、身も心も先生に委ねていれば間違いないと思えるようになりました。同じ女性で3人の母である先生のアドバイスはいつも的確で、時に厳しくも温かみのある言葉でいつも励まされました。
1人目の時に破水→促進剤だった為、いざ陣痛が来た時気づくのだろうか・・・?と不安だったのですが、案の定、気づかず(笑)前駆陣痛だと思って普通に生活をして8時間が過ぎ、夜中に “やっぱ痛い!!” と先生の所に駆け込んでからのあっと言う間のスピード出産。ちょっぴり拍子抜け?でしたが家族みんなで赤ちゃんを迎えられた素晴らしいお産でした。入院中jは美味しい食事に手作りおやつ、念願の畳の生活。痛いおっぱいマッサージに笑えるくだらない話・・・。かん助産所でしか味わうことのできない生活が早くも恋しいです。
そして、1滴も出なかった母乳が出始め、なんと完全母乳で退院できました。軌道に乗るまで時間がかかるかもしれないけれど授乳が楽しく毎日が充実しています。本当に本当に感謝しています。ありがとうございました!!!

助産師より

1人目の出産では残念なことに、自分が女であるという性を肯定できずに苦しんでいらしたママ。初めて助産所に来られた時、いろんな話をしましたね。自分を完璧な女として追い求めた為に、自分を苦しめた過去。人って素晴らしい自分になりたいとは思うけれど、現実ではなかなかお思い描くようにはなれない。私はママに「あなたは、自分で思っている程強くない。」と言いました。けれども、それは私への言葉でもあるのです。私はこんな風になりたい。こんな風な家庭を作りたい。と考えているあなたが素敵だと思いました。自分自身をより良きものにしようと思う心、自分の家族をより良き家族にしようと思いう心、を持っていることが素敵だと思いました。
現実の生活の中で叶えられないことがあったとしても望み続けることで、多くの挫折感を乗り越え、2人目の出産を終えられました。強くたくましく…。1人目のお産があったからこそ、より満足のいくお産を経験された。本当に祝福されるべき人がママなのです。おめどとうございます。

出産体験記

Posted by かん