言葉の壁
ザルーン ママさんへ 助産師より
本当にビックリ"3人目の赤ちゃんを生みに来られたママはお姉さんと一緒に最初からイキみ続けておられました。お姉さんもドシンとされていて、「イキんではダメです」と私が何度言っても「No Problem」でした。陣痛が来てこちらに見えてから診察し、あと2時間くらいで生まれるかなと思っていたのですが、あれよあれよと30分で生まれてしまいました。出産後お姉さんから一言「パキスタンスタイルよ!」でした。言葉の壁もあり、充分に出産について伝えきれていなかったのですが、入院中はママと片言同士仲良くおしゃべりし、気持ちを通わせ合うことができました。今回のお産を通して改めて『お産と危険は隣合わせ』ということを感じました。パキスタンでは新生児死亡率が世界7番目に高く1000人中42人が亡くなっています。日本では1000人中1人が亡くなっており、世界でもトップレベルで医療の水準が守られています。パキスタンスタイルのお産はとてもはやく赤ちゃんを生むことができるけどやっぱり危険と隣り合わせです。助産師としてしっかり伝える事ができなかった無力感を感じつつも無事に生まれてくれたことに感謝です。
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