出産を楽しむ
梨里(りり)ママさんより
出産イコール総合病院かレディースクリニックで産むもんだと勝手に思っていた私。忙しそうに働く先生や看護師さんに質問する勇気もなく、ネット・育児本・先輩ママ達に聞いて不安を紛らしていました。出産も無我夢中で助産師さんや看護師さんの指示に従うだけの「ただ、痛みに耐えてものすごく辛い出産」の記憶・・・。でも、かん先生は『出産を楽しまなきゃ!』の一言。私の不安を消した言葉のひとつでした。この先生に命を預けよう。と自然に思いました。
出産当日、助産所に向かう車の中が一番辛く、陣痛に耐え、水中に入ったとたんとても不思議な感覚にとらわれ、自然に力を抜くことができました。先生の言葉のまま自然に任せていたら「産道を通って赤ちゃんが出てきている!ここにいるんだ!」を実感でき、初めての喜びを知りました。誕生の瞬間を家族で迎え、とても思い出に残る幸せな出産になりました。
幸せな時間をありがとうございました。
助産師より
とても知的なママ。自分を律し周りの状況にあわせ、何を行うべきかと決めていかれる。それだけに前回のお産では病院で声もあげずに耐えて出産されていたみたいですね。どんなお産がしたい?お産の中で何を求める?と聞くとキョトンとされていました。助産院に来られるママ達は家族に囲まれ生み、皆に祝福されたいとか、再婚の方などは新しく生まれる命によって家族がひとつにまとまる事を希望するとかお産にかける気持ちがある事が多いのです。水中出産をされていく中で自分が解放され生まされるお産ではなく“自分が生んだ”と言えるお産であってくれたら私はうれしいのですが・・・。子供達もパパもとても素直でした。自然にスーッと流れていくように新しく生まれた命を受け入れ、『ずっと5人家族だったよ』と思えるようでした。
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