夫婦でパパとママになる

2013琴羽

琴羽 (ことは)ママさんより

私が初めてかん助産所を訪れたのは妊娠7カ月の時です。なかなか出産する病院が決まらないし、切迫流産と診断されるし・・・。本当に悩んでいるときにかん先生と出会いました。こんな状態の私でもかん先生は快く引き受けてくれました。私がかなりの心配性で少しでもおなかが張ったり痛かったりすると不安になってグチグチ泣きごとを言っていたのですが、その度に『ママがしっかりしなくてどうするの!』としっかり厳しく指導してくださいました。ママの自覚が足りない私をしっかりママとして成長させてくれました。かん先生がいなかったら頼りないママのままでした。
破水から始まった私の出産。初めてのことだらけでアタフタしていると横に来て腰をさすってくれたり、お尻を押さえてくれたり・・・。本当に心強かったです。陣痛でまともに呼吸ができていない時も『しっかりしなさい!赤ちゃんに酸素を送りなさい!』と痛みから逃げていた私に “喝” を入れて下さいました。出産自体はとても辛くて何回も辞めたい、逃げたいって思ったけど、かん先生・クミ先生のおかげで私はママになることができました。かん先生の所じゃなきゃ私は普通分娩で生めていなかったと思います。 最初は怒られてばっかりで、かん先生のこと少し苦手だったけど・・・どんな相談をしてもしっかりと的確にアドバイスをくれる先生が今では大好きです♪ 初産で怖いこともたくさんありましたが、かん先生で本当に良かったと思っています。

助産師 より

初めて助産所に訪ねて来られた時、お祖母さんと双子のような親子だなという印象でした。自信のないママに変わり、いろいろな質問をお祖母さんから受けました。電話をかけてくるのもお祖母さんなので私は自分でかけてきなさいと叱りましたね。ご主人と二人で受診された時、『お産は子供を生むだけではなく夫婦や家族を完成させる通過点になるんだよ』 と伝えた筈です。子供を迎え入れる準備は夫婦で行い、出産も夫婦で協力し合いなさいと言いました。ご主人とママの間にお祖母さんの存在があり、一番頼るべきご主人の存在が弱く感じられたからです。子供の将来に対し責任を持ち温かい家庭を作るのは夫婦が基礎となるからです。二人は私の言葉をよく聞き、できるだけ二人で妊婦健診を受け、準備をしていってくれましたね。ご主人の存在も大きくなり、ご主人自身がママにとって自分が必要だと自覚していってくれました。出産の時は二人で痛みと向き合い、二人で立派に生んでくれました。初めて会った時の不安げで自信のない弱っちいママはすっかり姿を変えていました。これからも二人は何を行うにも相談し合い多くの困難を乗り越えていってくれるものと信じていますよ。

出産体験記

Posted by かん