母乳の素晴らしさと難しさ

音花(おとは)ママより

今までにないくらい不安いっぱいの妊娠期間でしたが、順調に育ってくれて、臨月を迎えることができました。今回もなんとなく満月に導かれて産まれるだろうなと思っていたので、少し気持ちに余裕がありました。家のこと、やりたいことをやって満月にそなえました。私の誕生日(3/29)焼肉を食べ、ずっとガマンしていたケーキも食べ…笑。そしたらおしるしからの29日の夜に陣痛が始まりました。思っていた通りのスケジュールでびっくり!! 陣痛はもちろんものすごく痛かったのですが、先生と助産師さんパパに囲まれ、背中、お腹をさすってもらい、手をギュッとにぎりすごく快適に過ごすことができました。破膜するといっきに痛みが増し、グググと出てこようとするのがわかるくらいでした。上のふたりはというと「おなかへった~」と夜中にパンを食べ、私がいきんでいる時は「がんばれ~!」と(パンを食べながら)応援してくれました。みんなに見守られながら生まれてきてくれた音花。そんな赤ちゃんを見てニッコニコの姉ちゃん兄ちゃん。今回も本当に幸せなお産をすることができました。
さぁ入院生活のはじまり。1人目でおっぱいですごく苦労し、2人目は悩むことなくすんなり。3人目はどうかな?と思っていたらすごく上手に飲んでくれる。楽勝じゃん!と思ってました。しかし…飲んだら飲んだでゲーゲー吐いてしまい(泣)あまりにもたくさん吐くので心配で心配でついに泣いてしまいました。でも先生はうんちの状態などいろんな面から「大丈夫!」と何度も何度も励ましてくれました。3日目からゲップをしっかり出してあげること、少しずつ様子を見ながらあげると気をつけていたら吐く量が減り、一安心。と思ったら今度はあんなに上手に飲めていたのに全くくわえようとしなくなってしまい、もう精神的にどん底に。体重はもちろん減る一方。暗い顔してめそめそしている私に寄り添いながらも喝を入れてくれる先生。いろいろな方法を試しやっとコクコクと飲んでくれるようになり、入院が1日延びてしまったけれど、安心して帰ることができました。でも不安な気持ちもありました。先生に話すと「大丈夫!体重増えてこれば飲めるようになるよ!1ヶ月もすれば大丈夫やって!」と。その言葉通りでした。
3人ともかん先生のところで産んで本当に良かったです。お産もその後のケアもかん助産所でなければ乗り越えられなかったと思います。
幸せで思い出に残る素敵な出産を3回も経験させていただき、本当にありがとうございました。

助産師より

長いお付き合いになりました。1人目の時、本当にオッパイで悩んだよね。3人目の子は女の子とわかり、2人目の男の子に比べ飲む力が弱いかもしれないよとお話ししていたけれどもやっぱり苦労したね。帰ってから困らないようにと、入院中にいろんな方法を試したよね。乳頭保護器にたどり着いた時、ゴクゴクおっぱいを飲んでくれる音ちゃんを見てホッとしました。そしてママは今回もよく泣きました。いっぱいいっぱい悩んで。でも、しっかり乗り越えました。ママは最後まで頑張りました。1ヶ月後の健診で直接飲めている音ちゃんを見て安心しました。すごい!母として自信を持てたね。