帰れる場所

2018朋起

朋起(ともき)ママさんより

第2子の妊娠・出産にあたり最も大切にしたかったことは“長男”のこと。長男は総合病院で出産しました。その時見た上のお子さんたちの退屈そうな様子から『上の子と、快く兄弟を迎えられる方法はないだろうか?』と漠然と考えるようになりました。

そんな時、友人がこちらで出産し、お子さんと一緒に健診を受けたことや赤ちゃんを一緒に迎えられたこと、及び腰のお子さんが先生から叱咤激励された話、そして上の子に手を焼く中、唯一かん先生だけがお腹に話しかけてくれたというエピソードを聞き、羨ましく思いました。

初めて先生にお会いしたのは、その約1年後。卒乳ケアの時でした。第一印象は『関西の肝っ玉母ちゃん!!』その明朗快活さと勢いに一瞬ひるみましたが(笑)、育児だけでなく私自身の悩みも親身になって聞いてくださり涙腺が崩壊・・・。「ここで生みたい。かん先生に取り上げて欲しい」と強く感じました。

卒乳ケアの際に「この子(長男)が赤ちゃんを連れてきてくれるから!」と教えていただいてから3ヶ月。我が家にとって最高のタイミングで妊娠が発覚!迷わずかん先生に電話しました。
健診の度にエコー写真を握りつぶしていた長男・・・。しかし妊娠後期からはお腹に手を当て「あ―かーたん!」と言ってくれるようになり、心の準備ができていることを感じました。出産の際も家族3人で湯船に浸かり、一緒にその瞬間を迎えられ、夫に身を委ねながら安心してお産ができました。そして「ばーい」と言ってすんなり帰宅する息子を見て『ここで出産できて良かった』と心から思いました。おかげさまで前回よりも、心も身体も元気いっぱいです。

挫けそうになっても帰ってこられる場所があるというのもとっても心強いです。本当にありがとうございました。

助産師より

びっくりするぐらいのスピード出産!早朝電話があり、陣痛があることが伝えられましたが、すぐに来院できないとの返事。AM9:00に幼稚園の申込みが始まるので書類提出をしてから来ますとのこと。大丈夫なの?との問いかけに「まだまだ強くないです」と幼稚園の申込みは絶対するんだと強い意志?のようなものをその声に感じました。まだかしら?と思っていたらもう一人の方の陣痛が来たという電話。診察をしながら心配していたら、なだれ込むように玄関に倒れこんできましたね。そこから、あれよあれよとお産になりました。ママにはやらなければダメなことがいつも頭の中にあり、常に「がんばるぞー!」っと自分自身を鼓舞しているようでした。エピソードはこれぐらいにして、真面目に伝えます。ママ、お産も入院中もその後もとっても楽しいよ!ママはいつも一生懸命だし、今よりも常に良くなることを考えているし、何よりも家族を大切に思っているし。私にとっては愉快な仲間だよ。

出産体験記

Posted by かん