たくさんの愛の中で

2017勇央

勇央(ゆお)ファミリーより

<長女>
この春から高校生になりました。「4人目が生まれるよ!」と報告された8月10日・・・。正直喜びよりも驚きと不安の方が大きくありました。予定日は4月6日。私と15歳差の弟です!予定日を迎えるまで、私は受験勉強があったし、母は母でお産の準備があったのでお互い疲れていてケンカすることも多くありました(笑)それでもベビーベットを組み立てたり、ベビー用品を買いに付き添ったりしているうちに兄弟が増えるってすごいことだなぁ!!と思うようになりました♪3月には家族みんなで母のお腹に赤ちゃんへのメッセージと画を描きました!(マタニティーアート)毎日少しずつ大きくなるお腹を見ていつ生まれるかな?無事に生まれてきてくれるかな?とかみんなで話しました。予定日は高校の入学式。どうか重ならないように・・・と祈るばかりでした。しかし、陣痛がきたかも・・・と言う母。今日生まれるかもよと言うかん先生。夕方にはお風呂とご飯を急いで済まし、あとは待つばかりでした。入学式当日の午前2時16分に弟はうまれました!新しい命の誕生に家族みんなで立ち会えてとても感動しました。生まれるのを待っている時は眠たかったのですが、小さくてかわいい赤ちゃんに出会えた時はドキドキして眠気が覚めました。元気な男の子を生んでくれた母に感謝しています。そして、不安や痛みを乗り越えた後に嬉しい気持ち、笑顔になることも母の姿を見て学ぶことができました。かん先生からお姉ちゃんお兄ちゃんのやるべきことなどを教えていただいたおかげで、家族の一員としてみずから考え成長することができたと思います。

<長男>
中学生になり、忙しい時にお腹が痛いと言い、すぐに産院に行けるように準備をしました。母が痛がっているのを見て、貴重な体験をすることができました。女、男、女で生まれてきたので、赤ちゃんが男の子で生まれてきてくれて本当に良かったです。

<次女>
ママはもう赤ちゃんを生まないと思っていたけど、七夕などに「生まれますように」と願うと本当になるんだと知りました。自分の誕生日と近く、死んじゃったお祖母ちゃんの誕生日にも近く、すごいなと思いました。2時くらいまで起きていて良かったと思いました。赤ちゃんが生まれる時、ママは力をいっぱい出す。赤ちゃんがおしっこやウンチ、ゲボをしたらどうしたらいいのか、どうやってオムツをかえるのか。これを見て助産師さんになってみたいなぁと思いました。今までは末っ子で、ママ達に甘えていたけど、これからはお姉ちゃんとして弟を守っていきたいです。

<ママ>
子供は沢山欲しいけど3人までかな・・・と思っていたのですが、「もう一人、かん先生の所で産みたい!!」との思いが強くなり、主人とも話し、積極的な妊活はせず、いつか私たちの元へ赤ちゃんが来てくれたらと決め、そこから初詣のお願いのひとつは「家族がもう1人増えますように」になりました。でもなかなか授からず、この年が最後と決めたH28年、実に10年ぶりの妊娠が分かりました。今回の妊娠は初診時から心配ごとの連続で、流産の可能性、早い時期からの赤ちゃんの下がり、張り、むくみetc…検診のたび、先生が上の子たちにその時々の状態を分かりやすく丁寧に説明してくださり、そしてその言葉の1つ1つを子ども達が本当に良く聞いてくれました。
高校受験を控えていた長女、反抗期に入りはじめた長男、まだまだ甘えたい年頃の次女。自分たちの事も頑張りながら私と赤ちゃんの為に充分すぎる程助けてくれました。今回4人目を無事に出産で来たのはかん先生と3人の子供達、パパのおかげです。もちろん今回の出産も満足すぎる程に充実したもので「更にもうひとり」という気持ちが芽生えてしまいますが、、、(笑)。娘たちが「自分が生む時もかん先生がいい」と言ってますので次の10年後(?)は娘のお産を先生お願いします。

助産師より

初めて助産所に来てくいださり、赤ちゃんを超音波で見た時、まだ赤ちゃんの心音が見られませんでした。これから妊娠が継続し、赤ちゃんが育つかは家族の祈りしかないと子どもたちに話しました。皆の「生きてくれ」と言う祈り、誰かに大切な命と思ってもらえることが小さな小さな命である赤ちゃんにとっては喜びになると真剣に話しました。とても素直な子供達はその日からママの身体と小さな命を守るためにすごく頑張ってくれました。お買いもの係りの千優ちゃん、お風呂掃除の勢生くんママのお手伝い全般を受け持つ百結ちゃん。大好きな子どものパパさん、それなりに皆が役割分担し妊娠中のママを助けてくれました。その副産物としてもっと素敵な贈り物もありましたね。皆が生まれたばかりの勇央くんを率先してかわいがってくれました。かわいくてかわいくてしかたないと何度も勇央くんを抱っこしていましたね。愛がたくさん感じられる御家族を見る喜びを私もいただきましたよ。

出産体験記

Posted by かん