準備を重ねて果たした目的
煌賀(こうが)ママさんより
私は病院で産むつもりでしたが、ひとつ心配事がありました。それは私と離れて寝たことのない上の子の事。そんな時、姉が助産所を教えてくれました。先生が「上の子も一緒に泊まれるよ」と言って下さったのでここに決めました。
初めてかん助産所に来たときは本当のお宅って思ってしまいました。来る前にホームページを見ていたので、アットホームな所なんだろうなぁとも思っていました。中に入ると先生が優しく出迎えてくれました。エコーを見ながらひとつひとつ説明してくれて、とってもわかりやすかったです。30週の頃、赤ちゃんが逆子になってしまい、「ちゃんと逆子体操をして、お腹の赤ちゃんに頭が下だよって言いなさい」と言われ、その通りにしていたら逆子がなおり一安心。でも予定日前に高位破水をしてしまい「次の日の朝まで陣痛を待ってダメそうなら病院に連れていく」と先生に言われた時は『絶対にここで生みたい!』と陣痛が来ることだけを祈っていました。先生も足湯をしてくれたり、旦那と娘も一緒に泊めてくれたり色々なことをしてくれました。しかし来たと思った陣痛はすぐに遠のいてしまい朝になりました。「病院か・・・」と思ったとき先生が「子宮口も広がってるし、赤ちゃんの心臓の音も大丈夫だし、お腹張って痛みがない訳でないから昼まで待ってみよう」と言ってくれました。本当に本当に嬉しかったです。先生も頑張ってくれているのだから私も頑張ろうと公園を歩き回り、痛みが来たらスクワット、階段の上り下り、とにかく動き回りました。『陣痛キターッ!』って思ってからは早かったです。
本当に先生には感謝しかないです。ここで生ませてもらって、努力してもらって、言葉では言い表せません。先生に出会えて、学ぶことがいっぱいでした。先生から教えてもらったことをちゃんとやったおかげで無事に産むことができました。
助産師より
本当に可愛いママです。ご自分で「私はわがまま」とおっしゃるけど、いつも一生懸命でアドバイスすると一心に頑張られる。言葉でうまく伝えることが苦手とおっしゃるんだけれどもその行動を見ていると「わがまま」ではないような?旦那様に対して言葉をボサッと投げてしまうので「わがまま」と言われているのかな?私には旦那様に甘えているように見えます。旦那様は朴訥とされていてでもママに対して優しくて、良いご夫婦でした。上の子が心配で助産所での出産を望まれたと言われていますが、もう一つ希望されていることがありました。母乳育児です。お姉ちゃんの叶雫ちゃんがオッパイを上手にくわえることができずに飲ませることができなかった悔しさがあったんですよね。お産が終わりいざオッパイを吸わせてみたら煌賀くんの上手なこと。妊娠中から赤ちゃんに上手に吸ってねと声に出して伝えていましたね。おかげで、母乳で苦労するととなく育てられていますよね。入院中の何度も何度も吸わせる合宿が終わる頃には煌賀くんとママの間には阿吽の呼吸ができあがり、本当に助産所で産む目的が果たされて嬉しかったです。
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