大丈夫!僕がいる!

2017悠聖

悠聖(ゆうせい)ママさんより

全てが初めての事ばかりで未知の世界でした!すごくドキドキしました!

初産で助産院だとよく驚かれます。病院で産む選択も迷ったのですが、出産した人たちの感想が病院と助産院とでは全然違ったのも決め手になりました。助産院で産んだ人は痛みや流れだけ話すと言うより、まだ顔も見ていない赤ちゃんの事など自分ではなく赤ちゃんに対しての事を話してくれる人が私の周りでは多かったからです。いつか私も「お家の中で生まれたんだよー」とか「ママと悠聖の2人のタイミングが合ったのが2月9日なんだよー」「痛くて怖いのによく頑張ってでてきたね。」と話してあげたいと思ったからです。
自分の誕生日ってすごく特別な日だと思っていたので死なない限り自然で生みたかったんです。いつ、どこで、誰と出会うかはご縁だと思っているので、これも何か意味のある縁なんだろうなと思いました。
かんさんと話して、診察してもらって、私の中でその時はまだ「どう思っているんだろ?やっぱ初産は嫌なのかな?」って正直思っていましたが帰るとき「一緒にがんばろうね!」と声をかけてもらって、心のバリアみたいなものが全部なくなって、心から信頼していいんだなと思いました。すごくうれしくて帰って旦那さんに報告しました。
出産してからは、体のあちこちが痛すぎて、おっぱいもうまく飲めなくて涙を流すときもありました。「かんさんってビシバシ母ちゃんだけど、意味があって愛がある母ちゃんだよね。」って旦那さんと話してました(笑)。
まだまだ子供みたいな私たちで手がかかったと思いますが、たくさんのアドバイスや育児を丁寧に教えていただき本当にありがとうございました。

助産師より

岩田先生に紹介されて、お会いしたママはここで本当に産むのかなぁと言う。決めかねているような表情をされていてちょっとつかみどころのない方でした。でも、何回か妊婦健診を重ね、パパも同席されるようになってからは関西弁(三重出身)で親しみやすい関係が出来上がっていきました。いざ出産という場面、とても芯の強い頑張り屋さんだということもわかりました。
初産は誰でも辛いのです。いったいいつになったら産まれるの?私の経過は正常なの?誰か助けて!と本当に叫びたくなるものです。でもママはすごく耐えてくれました。パパの景況もあるかな?だって、パパ、何だか抜けた感じ!必死でママが陣痛に耐えている時も「大丈夫、僕がいる!心配しないで!」って。ママも助産師の私もパパがいるくらいでこの痛みはなくならないことを知っているし、すっごく軽く「ノープロブレム!」とか言うし・・・。ガクッとしちゃうんだけど、憎めないんだよな。怒り通り越し笑っちゃう。だってパパ本人が「僕がいるから大丈夫」と真剣に思っているみたいで、ママのこと大好きで、私はそれを見ててただ笑っていました。不思議なパパでした。Babyが上手におっぱいを飲んでくれないときも、ずっとママの側でパパは支えましたよね。「大丈夫!もう少しで飲めるようになる。僕の子供は時間はかかるが必ずできるようになるんだ。」なんて!また笑っちゃいました。助けになっているのかわからないけど、とにかくママの側にぴったりくっついて、じゃまだけど、とても支えていましたよね。おかしなおかしなご夫婦でしたけど、とても楽しい出産と育児でしたよ。いつまでも仲の良いご夫婦でいてくださいね。

出産体験記

Posted by かん