普通の人々
春琉（はる）ママさんより
１人目は産婦人科で産みました。２人目も何も考えることなく産婦人科を探し、通い始めたのですが、何となく自分に合わないなぁと感じ、他の産婦人科を探している時にかん助産所の事を知りました。かん助産所のホームページに辿り着き、これまで出産なさった方々の日記「かんＤｉａｒｙ」を読んで “私も、こんな風に感じられるお産がしたい。主人や娘にもこんなお産を見てもらいたい”と思いました。気づくとボロボロと涙が流れ出ていました。
検診も、全然違うし、エコー写真もおしみなく出してくれるし、いろんなことをエコーから教えてくれました。
出産当日、寝る前にトイレに行ったらおしるしが。ベッドに入るが・・・陣痛？夜遅くになっていたけど、とりあえずかん先生の所に行ってみると、やっぱり陣痛でした！ もーこれは産むしかない!! どんどん陣痛が激しくなる中、主人と娘は横で爆睡。「体調不良でえらいのになんかゴメンネ～（主人へ）」「夜中で眠たいのにゴメンネ～（娘へ）」と陣痛と戦いながら思っていました。そして ついに 産まれるーっ！ って時、娘もちゃんと起きてくるから不思議です。
かん先生は始めっから「産まれてくる時になったら、お姉ちゃん、ちゃんと起きてくるから大丈夫」って言ってたので本当に驚きました。そして、主人と娘にしっかりと新しい家族の誕生を間近で見てもらうことができて、本当に幸せです。
産婦人科では、赤ちゃんを産んだ後、ひと目見てすぐに連れて行かれてしまったのに、ここでは産んでからひとときも離れることはなく、産まれたすぐに自分で抱っこすることができました。その喜びは本当に大きいです。一生のうちで一番貴重で大切な経験になりました。かん助産所で産めて、本当に良かったです。
そして入院中…なかなかお乳を飲んでくれず、寝てばかりの春琉でしたが「それだけ出てくるのが大変だったんだよ。ママも大変だったけど、この子も凄い大変だったんだよー」と。赤ちゃんが産道を通って出てくる大変さを改めて考えさせられました。私が産んだっていうだけじゃない。この子が頑張ったから産まれてこれたんだ。 と。
産婦人科では気づかなかったことに事に気づき、心から『ありがとう がんばったね おつかれさま』と思えました。
助産師より
お会いして、いろんな内容をお教えしたり話し合ったりしたら、いつも本当に真面目に聞いて下さり、感心して下さり、信じて下さる。助産師の私にとって有難いママです。パパも同じくいろんなお話を楽しそうに聞いて下さり、出産の場面でも感動して下さっている。御夫婦二人共ピュアな部分を持ち続けていてくださる。お姉ちゃんの事も心配しながらの出産でしたが、お姉ちゃんも同じくピュアな部分をたくさん持っていてくれて、一生懸命弟を受け入れようと努めてくれました。御家族皆さんが、愛すべき、ピュアな心を持った普通の人々でした。私は普通の人々という言葉が大好きです。毎日を穏やかに実直にごまかさず、ゆがめられずに生きている。けがれることなくピュアさを持っている。本当に真面目で愛すべき普通の人々でした。
普通の人々であるがゆえに、周りに流されることなく、理想のお産を求めて、私の所を見つけて下さり嬉しかったです。