スーパー末っ子
恋 (れん) ママさんより
私は今回 約11年ぶりに年の離れた3人目を出産しました。
上の子の2人の出産経験から「その他大勢の患者の1人」ではなく「私個人」をちゃんと見てくれる人の元で産みたい。たった1人でいいから、私の心に寄り添ってくれる人がいてほしい、そう思っていました。家族で立ち合いたいから助産院で産む、という訳ではなかったので、子供たちの立ち合いには悩みました。息子中1、娘小5.思春期にさしかかる息子、命。を理解できる娘。苦しむ母の姿を見せるのはどうなんだろう?刺激が強すぎないか・・・?かん先生ともパパとも立ち合いについていろいろ話しましたが、最後は「お腹の子をみんなで迎えたい」という気持ちが強くなり、また、子供達も自然と「ママのそばにいるよ」と言うようになりました。
息子も娘も月は違うけれど8日生まれ。しかも10月8日は満ち潮・満月(皆既月食!!)。3人共8日になったらいいな。「8日に産まれておいで!」とおなかに言い続けたら本当に8日に産まれてくれた! 昼間私が1人の時ではなく、夜~明け方、家族みんながいる時に陣痛がきて、みんなで助産院に行きたい。とおなかに言い続けたら本当にそうなった! おなかで私の声を聞き、願いを叶えてくれた “恋” 本当にありがとう。
水の中で赤ちゃんを抱き上げた時の感触・ぬくもり、へその緒からの酸素で40~50秒泣かなくても平気だった驚き。感動して泣いてくれた娘。一番冷静に私を励ます声をかけながらビデオを撮ってくれた息子。初めての立ち合い、しかも水中出産で一緒に水の中へ入り私をサポートしてくれたパパ。1つ1つお産の進行を子供たちにも分かりやすく説明してくれ、私に安心感を与えてくれたかん先生、丸山さん。みんなで少しずつ切ったへその緒、初めて見た胎盤・卵膜。助産院でしか味わえない体験です。大満足です。かん先生の所で産んで本当によかった。
年の離れた我が家のスーパー末っ子 “恋ちゃん” をみんなであまやかさないよう気をつけて育てていきます。
お姉ちゃん(小5)より
私は今まで1番下だったので、赤ちゃんが生まれるところを見たことがありませんでした。ママがくるしんでいる時、私はもう泣きそうでした。。でも涙をこらえてがんばっていました。が、赤ちゃんがでてきた時、涙があふれて、大泣きしてしまいました。生まれた時に “恋” は泣かなくて、ママたちが 「泣きな、泣いていいんだよ!」 と言っているのを聞いて、もっと涙があふれてきました。恋のへそのおをにぎった時も感動しました。恋の 『こどう』 が手から感じてまた泣いてしまいました。深夜にうまれ、朝学校に行った時も 恋ちゃんのことが気になって気になってみんなにじまんしたりして楽しかったです。恋ちゃんが良い子に育ってくれたら、とってもうれしいです。
助産師 より
お姉ちゃんが、赤ちゃんが生まれる時の様子を学ぶために来所した時にびっくりしました。とても優しくて、そして、想像力が豊かであり、感動をストレートに表現してくれたのです。妹が生まれる前からお姉ちゃんは「すごい。赤ちゃんが生まれるってすごい。」と話してくれました。そしてお兄ちゃんもパパも聞かなければいけないと二人を連れてまたお産を学びに来てくれました。ママはずっとお仕事をしていたのでその時にはもう8か月くらいになっていたと思います。そこからが私と恋ちゃんの家族が深く理解し合っていくはじまりだったと思います。私はお産の時に、その家族の1人1人と友達みたいになっていたい。家族の一員のような気持ちで赤ちゃんを迎えたいんです。時々、ウザいと思う人もいるかもしれないけれど、許して下さい。家族の一員のようになってから赤ちゃんが生まれると私の喜びもひとしおです。お腹の中から出てくる時の赤ちゃんの苦しさや大変さが深く心に感じられ、家族と一緒になって喜んでしまうのです。「ヤッター! 生まれたー!!」と私もホッとしてしまいます。その瞬間本当に幸福な気持ちになります。
今まで、私の助産所で産んでくれたママたち。心から感謝します。ありがとう。
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