ありがとう
由香梨 (ゆかり) ママさんより
妊娠が分かった時、病院で確認すると何と双子だったのです。夫婦で驚きと喜びで思わす大笑いしたことを思い出します。しかし、ひとりの赤ちゃんは天国へ・・・。小さな命とのお別れは辛く悲しいものでしたがもうひとりの子の命の為に立派な胎盤を残してくれたことに感謝し、二人分の命を抱きしめて育てていこうと気持ちを新めました。
出産に対しても意識が変化し、この世に誕生する “出産” いうイベントを家族みんなで見守りたい。赤ちゃんの気持ち、自分の気持ちを大切にしたいと思うようになりました。そしてかん先生の赤ちゃんに対する思いの深さに感銘を受け、ここに決めました。長女の出産時の反省点を分かりやすく教えてもらえたので今回は全く違うマタニティーライフとなりました。予定日を1週間過ぎ、不安もよぎりはじめていた頃、先生が赤ちゃんに必死に話しかけてくださり無事に陣痛がきてくれました。家族の立会いのもと最高の出産をさせてもらう事ができました。先生方と家族のサポートのおかげで由香梨との対面をはたすことができました。あまりにも幸せで 『ありがとう』 という言葉しか出てきませんでした。出産とはこんなにも全身で幸せを感じられるものなんだと、今回初めて体験することができました。
自然の流れの中でお腹の赤ちゃんの成長を感じ、娘の心の変化を感じ、私の心や体の変化を感じ、季節の変化を感じ、パパの心の変化と決意を感じ、温かく見守って下さるかん先生をはじめスタッフの皆さんの愛を感じ、今があるのだと感謝しています。先生の言葉で 「普段と変わらない生活をしていて、自然に産めたことは素晴らしい」 と言って頂いた事が一番嬉しかったです。普通に一日の生活を送り、お風呂に入って張りを感じ3人でパジャマのまま助産院へ行き、みんなに見守られながら新しい命を迎える。この流れが私たち家族にとって最高の出産となりました。
産院を決める前に私が書いた願い事の内容が全て叶っていたことには驚きです。これから大変なこともあると思いますが、母親として私なりの真っ直ぐな気持ちで子供達と向き合い、一緒に成長していきたいと思います。
~ パパさんより ~
“ありがとうございます” この一言につきます。
妊娠を知った日から今日までがものすごく早く感じました。お腹が大きくなっていく妻。胎動を喜ぶ妻。赤ちゃんを受け入れがたい長女。姉さんぶる長女。家族の絆が深まっていったからでしょうか・・・。
妻は精神的にも肉体的にも辛いこともあったでしょうが、子供を授かる幸せを本当に感じました。私は幸せです。
助産師 より
初めて助産所を訪れた時、お1人目のお産について、堰を切ったように思いを語られましたよね。薬で促進した分娩だったこと、赤ちゃんを自分の力で出したいのに吸引され、お腹を押されて出産したこと、自分には普通のお産ができないのではと悲しかったことなど一気に話されましたね。その言葉に対して私は答えました。出産は妊娠中からの過ごし方の結果であると。妊娠中15kgの体重の増加を認め、血圧もわずかに上昇傾向にあったことなど、難産になる可能性がひとつでもあってはいけないことなどお話ししましたよね。妊娠中から毎回1時間以上の時間をかけて、妊婦健診で出産に対する心がまえ、お腹の中での赤ちゃんの頑張り、貧血対策や太りすぎ予防の必要性、工夫などたくさん話し合ってきましたよね。ママはよく私の話を聞いて下さり、しっかりと自分の身体をお産に適した身体にコントロールして下さいました。お産が終わった後で完全に自分の力で赤ちゃんを生めた喜び、お産の進行にともなっておこるひとつひとつの身体の変化をしっかり感じ取ることができた喜びなどを語ってくれましたよね。ママと私も自分の力で生む喜びを共有できました。心からママと子供に感謝します。
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