手強いすずのちゃん
柊吾(しゅうご)ママさんより
1人目は総合病院で、2人目は学生時代からも興味のあった助産院で産んでみたいなぁと漠然と思っていました。そんな時、1人目の新生児訪問にかん先生が来て下さいました。うわさはいっぱい聞いていましたが、お会いできるのは初めてでとてもワクワクしていました。HPでのみなさんの言っている通りの「お母さん」という感じでした。とても親身になって話をして下さいました。断乳マッサージでもお世話になり、その時に娘に「あなたにとって一番仲良しになれそうな子をママのお腹につれておいで」「できれば男の子がいいかなぁ」と話してくれ、1歳の娘も真剣な顔をしていました。
そんなやり取りの数カ月後に妊娠が発覚しました。そして本当に男の子でした。かん先生とは縁があるんだと思い、かん先生の助産所で産みたいと主人に話しました。初めは、病院の方が安全だし。となかなか前向きになってくれませんでしたが、HPを見たり、かん先生に会って話をしたら「ここで産もう」と自分から言ってくれました。
妊娠中は、胎児が不整脈と言われたり、逆子になったり、おたふく風邪にかかったり、臨月に階段から落ちたりと本当に不安になることばかりで、40週、41週になっても陣痛が来ず、病院に行く日が近づきました。なかなかこない陣痛に涙があふれて落ち込んでいました。焼き肉を食べ、オロナミンCを飲み、その日の夜、娘が『でて来い』と叫んでくれました。そのおかげか、AM4:00頃にはしっかり陣痛になりました。12:00頃には生まれるといいなぁ、最悪15~16時間かぁなんて話をしました。しかし、12:00になっても4分弱の間隔がずっと続き、15:00過ぎにようやく短くなり分娩になりました。ようやく会えると思い、がんばっていきんでいましたが、全然出てくる様子がなく、心が折れそうでした。
本当にのんびり屋のお産でしたが、へその緒に結び目があり、急いで産んでいたら大変なことになっていたと知り、この子が自分で生きる為に生まれ方を決めていたんだと分かりました。本当に元気に生まれてきてくれて感謝でいっぱいです。
みんなから生まれてから上の子を大事にと言われましたが、産まれる前から気持ちを大事に育てる事ができ、家族みんなで新しい命を迎える事ができ、『絆』を感じるお産にしてくださったかん先生に本当に感謝しています。かん先生に出会わなければたくさんの感謝を味わうことができませんでした。ありがとうございます。
助産師より
助産所で、ママや子供達と接していると、不思議な出来事にたくさん出会います。例えば、我が助産所では上の子がお腹の赤ちゃんに「もぉイイヨ、出ておいで」と話しかけないと生まれてこない事が多かったり、上の子が生まれてくる子の性別を当てるとか! 「赤ちゃん行っちゃった」と上の子が言った後、流産が判明したりなど・・・。
お姉ちゃんのすずちゃんは、手強かったです。なかなか柊吾くんが生まれる事を良しとしてくれず、何度もお願いしてもしらんぷり。説得を試みても自分が良いと思うまで全く聞く耳持たずです。でも、すずちゃんのそういう所、大好きです。自分に正直なんですもの。自分から出て来いと叫んだ後はスッキリして柊吾くんをとても可愛がってくれるお姉ちゃんになりました。そんなすずちゃんや柊吾くんをパパとママはありのまま受入れて、根気よく説得し支えてくれました。生まれてこないと焦っているママをパパやおばぁちゃまがよく支えてくれましたし、素敵な家族でした。
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