おとなになったね
柚羽 (ゆずは)ママさんより
私がこの助産所で子どもを産むのは今回で2回目になります。1人目の時にかん先生にとてもお世話になり2人目もここで産もうと決めていました。が、1人目の時に母乳育児が嫌になり、あんなお世話になったかん先生に何の相談もせず母乳をやめてしまいました。それから2年が経ち2人目を授かりました。その時、頭の中で「あっ！かん先生に電話しなきゃ」と思いました。でも、前回のこともあるし・・・電話をするまでにかなり悩みました。でもやっぱかん先生のところで産みたいという気持ちが強く、電話をする決心がつきました。電話で2人目ができたことを報告すると先生は前のことには何もふれず「おめでとう！よかったやん！」とただただ喜んでくれました。
そしていざ出産の時。このままじゃ予定日過ぎるかもね。と言われながら毎日歩く日々が続きました。予定日3日前、陣痛のような痛みがありました。ただ間隔もバラバラで痛みも弱かったので待つことにしました。本格的に痛み始めたのが夜10時。そして11時痛みをこらえながら助産所へ。内診の結果ほぼ全開。ただ痛みの間隔が短くならず、2階で休みながら様子をみることになりました。そこからがジゴクの時間・・・(笑) どんな強い痛みがきても間隔はバラバラ。半分泣きそうになりながら声を殺して気を紛らす。隣の布団で寝ている旦那と長女を起こさないように必死でした。そんな中。かん先生だけはずっと心強いサポートをしてくれていました。かん先生がいなかったらあの長い陣痛には耐えられなかっただろうと思います。
今回も産む前から産んだ後までたくさんお世話になりました。人として母としてたくさん学ぶこともありました。本当にかん先生の所で出産できて良かったと思います。それに今回はすごくほめられるので気分が良いです♪
先生、私大人になりました！1人目の時は逃げちゃったけど、2人目は母乳育児から逃げないからね。
自分ができる事はしっかり頑張りマス！ 3人目を授かった時は、またお世話になります！
助産師より
1人目から振り返るといろいろあったねぇ～！
初めての出産の時は、まだお母さんになりきれず、若く幼いままのあなたは自分の苦しさとママとして頑張らなきゃという責任感の狭間でもがいているという感じだったよね。だから、母乳が嫌といったことも理解できたのです。母乳を与えるって、自分を全部奪われる（心も体力も）感じがするよね。幼いあなたは、まだ、自分自身がお母様に甘えたいのに、あかちゃんを甘えさせてあげなければいけなかった。苦しかったと思います。
それがびっくり！! 自分から、またこの助産所で産みたい。母乳で育てますと、第2子妊娠の報告があったのだから・・・。
成長しましたね。出産も自分が痛いのに、パパもお姉ちゃんも起こさず1人耐えているんだから。立派になりました。入院中もまるで合宿中のようでした。母乳育児で鍛えられるのに弱音を吐かず頑張りきったよね。あなたは誉められて気持良かったですと軽く言っていたけど、そんな軽い言葉ではあらわせないくらいあなたは成長したのです。子育てって楽しさと同じくらい束縛感もあって苦しくなる時があるけど、まっすぐ向き合ったから今回の柚ちゃんのお産に繋がったんだよね。ありがとう！頑張ってくれてうれしいよ。