のんびり家族

2014くる実

くる美 ママさんより

今回は2人目の出産でした。1人目は病院で陣痛中はひとり病室をウロウロして痛みを和らげ、生まれた赤ちゃんは顔を見ることもお腹の上で抱っこすることも出来ず分娩室から(低体温の為)連れて行かれました。1時間程で戻ってきたのですが、ひとりでのお産はとてもさみしかったし新しい家族を迎え入れる私の想像と大きく違いました。(病院側の対応と私の気持ちに行き違いもあり・・・)そんな1人目のお産から次は以前から興味のあった助産院で産みたいと思っていました。2人目を授かり一宮の助産院を調べ、かん助産所のホームページ"Diary"を読んで「この先生に取り上げてもらいたい!!」と思い、お世話になることになりました。38w1dの出産となり、経過の中には色々ありましたが、かん先生のおかげで全て乗越えられました。最後の検診日に先生は"まだよ~まだよ~"とずっと言っていた上の子の顔を見て「"もういいよ"って言ってあげな」と。娘は目をそらし、聞こえないフリをしていましたが検診が終わる頃には『赤ちゃん、いいよ』と言ってくれました。生まれる前日娘は私の所に寄って来てお腹をなでるなり"もういいよ~"とKissしてくれました。その日の明け方からお腹がちくちくと痛み始めました。のん気に構えていた私は間隔の間にウトウト・・・。仕事に出掛けた主人も一言「気のせいだよ~」と。のんびりした夫婦です。そんなことを言っているうちにあれよあれよとお産は進み先生の所に着いた頃にはもういつ生まれてもおかしくない状態でした。しかし今回のお産はどうしてもパパと一緒に産みたい!!会社から高速で戻ってくる主人を待ちました。もう産みたい。けど、パパを待ちたい。先生も「あとちょっと待つんやでー!」「今いきんだらもう生まれるでー!」と・・・。痛みを呼吸で逃がし待ちました。パパが到着し安心した私は"やっと産める!"とパパの手を握りしめ力を入れました。同時に娘も駆けつけ第一声の産声を聞くことができました。新しい命の誕生を家族で迎えることが出来て私はとても満足のいくお産ができました。入院中はとてもおいしい食事が毎食。プラスおやつまで(^-^)食べることが大好きなので本当に幸せでした。夜に先生とお話する時間も楽しかったです。出産、産後のことだけでなく、主人の話、家族の話、たわいもない話をお話できる先生は先生というより"母"でした。先生に出逢えて良かった。これから出産を控えている友人達にもかん先生の輪を広げていきたいです。皆さんにも出逢ってもらいたい本当に素敵なかん先生。これからもよろしくお願いします。

パパさんより

かん先生、スタッフの方々、大変お世話になり本当にありがとうございました。最初、妻から助産院で産むと話を聞き、正直どんな所なんだろー?と不安な気持ちもありましたが、ここへ足を運ぶ度に温かみのある良い所なのだと知りました。その中でも特にとてもおいしい手料理には正直驚きました。また、色々なアドバイスでフォローして頂いたことを忘れずこれからの子育てに活かしていきたいと思います。ありがとうございました。3人目を授かった時にはまたお世話になると思いますが宜しくお願いします。

助産師より

いつでもニコニコ、心の窓は大きく開かれているママでした。私の言葉もまっすぐに聞いてくれ、行動に変えてくれていました。『上の子が「早く出ておいで」と口にしないとなかなか生まれないよ』と言っても、普通、ママもパパも何言ってんの??としか思わないかもしれないですね。けれどもママもパパもこっちゃん(上の子)に一生懸命話しかけ、訴えてくれました。こっちゃんは自分の言葉が大切にされている事で、自分の家族の中での存在の意味を強く確認しながら赤ちゃんを受け入れ「早く出ておいで」と言ってくれるのです。今ではこっちゃんと私は仲良しです。最初私はこっちゃんにとっては赤ちゃんが一番大事な人間として感じていたはずです。でも、そうではなく、こっちゃんが大切だから、こっちゃんと赤ちゃんが仲良くなってほしいと願っている事を理解してくれたのだと思います。さて、実際にお産が始まったら、びっくりです。ママは陣痛があっても、まだ大丈夫と、のんきにしているしパパは「気のせいだよ~」ですって、祖母ちゃまは昼過ぎまで生まれないだろうと仕事に行っちゃうし、結局あわてて親戚のおばさんに車を出してもらい乗せてきてもらった時には子宮口は全開大。おまけにパパが来るまで生みたくなさそうでしたし・・・・。でも、ママの最後のがんばりは素晴らしかったです。優しく呼吸し、子供に負担をかけないように待ちづづけましたよね。家族が生まれる頃には全員無事揃っていました。良かったですね。

出産体験記

Posted by かん