お腹の中から見ているよ。家族だもん。
ほと羽(ほとは)ママより
第3子も迷わずかん先生の所で出産しようと決めていました。第2子の時に主人も検診に同席。妊婦や子育て、女性の身体の変化について主人に向けて話をしてくれた先生。妊娠の大変さにあまり目を向けてくれなかった主人が、気を使ってくれるようになりました。主人の変化が何よりうれしく、安心をもたらしてくれました。子育てにも積極的になった主人に見守られながらの妊婦生活。臨月になり"うごかなきゃ"と思うもののうだるような暑さに何もできず…。それでもあれやこれや気になる事を終わらせて、パパも仕事に一区切りできたお休み前、実家で家族皆揃ってご飯を食べていた時に陣痛開始。全てのタイミングが整うのを待って出てきてくれたんだなぁー。と娘の気遣い(?)に感謝です。
上の二人が超安産だった為か出産に対する怖さは全くなく、早々と快適な入院生活を楽しみにしていた私。でも今回は思うように進まずプチパニック!とにかく早く出てきてほしくて何度も体制を変え、先生に励まされ、"私が出さなきゃ!"と最後の力を振り絞ることができました。夜中の出産でしたが、長男は冷静に赤ちゃんが生まれてくるのを見守ってくれました。次男は見たこともない母の姿に大泣き。まだまだ受け止めきれない様子でしたが、眼だけはこちらに向けてくれていた気がします。そして、主人。陣痛がはじまってからずーっと腰をさすってくれました。主人の手を握っていきむとき、立位になったとき、主人のおかげで私もいきむいことが出来ました。検診時の予想をはるかに上回り大きく育って生まれてきてくれた娘の生命力の強さにたくましさを感じました。そして『この子は大丈夫』と思えました。
今日、家族皆に見守られて新しい命を迎えられたこと、そして、かん先生と栢下さん、バースフォトの松永さん、私の大好きな人たちに見守られての出産が本当に幸せだなぁと思いました。私の気持ちに寄り添ってもらえることがこんなに心地よいものなんだと改めて実感しました。
出産の形は様々で、何が一番良いとかではないけれど、間違いなく私は素敵な時間(お産)を経験させてもらいました。家族と一緒に…お母さんの感じた事を大切に…お医者様の都合でなく、母と子のその時々を大切にしてもらえるお産がもっともっと当たり前になるといいな…。
助産師より
熱い夏でしたね。妊娠している方にとってはとても辛い時期。1日でも早く生まれて欲しいのに、ほと羽ちゃんは3人の中で一番長くママのお腹の中にいましたね。38週過ぎた頃から、もう生まれても良いと陣痛が来るのをずっとずっと待っていたけれども結局予定日の1日前でした。でも産まれた後で“とても良い時に生まれてくれた”って気づいたんです。家族全員の準備が整い、皆が心待ちしながらほと羽ちゃんを迎えることができた。赤ちゃんは家族みんなの様子を見ながら(その中に助産師の私の様子も入っています…)最適な時期に生まれてくれるなぁといつも思います。
ママのお腹の中の赤ちゃんと、外にいる私達。交信も何もできないけれど赤ちゃんは驚くほど外にいる私たちの様子を読み取っているなぁと感心します。(時々、外にいる私たちの事など気にもしない赤ちゃんもいるけれどもね、それはそれで小憎たらしいけれども可愛い)ほと羽ちゃんはママの一番の理解者になるだろうし家の中をパッと明るく輝らす可愛い娘にきっとなってくれるでしょう。女の子、ご出産おめでとうございます。
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