頑張りすぎないで

2016歩夢

歩夢 (あゆむ) ママさんより

かん助産所を知ったきっかけは、たまたま長女が「公園で遊びたい」と言い、高架下の公園へ寄った事でした。その時、駐車場からこちらの助産所を見つけ “こんな所に助産院があったんだ・・・” と思ったのが最初でした。
今となってはここを見つけ、選んだ直感を我ながら褒めたいです。
第1子、2子は自宅近くの総合病院で出産。特に不満があった訳ではないけれど、何となく助産所にあこがれのようなものがありました。夏バテと思っていたのが悪阻と分かった頃にはもう安定期前で、先生にも『鈍感!』と言われる始末でしたが、先生のアドバイスや子供たちへの声掛けが効き、何のトラブルもなく臨月に入ることができました。正直、まだ小さい上の子2人が居る中でのマタニティライフは不安もありましたが、先生のおかげで2人共私が思っていた以上に成長してくれたと思います。
主人は職業柄なかなか一緒に来る事ができず、やっと家族で来れたのは37wの事。お産の流れや体制等の説明を聞き、主人もやっと、産まれてくるんだなぁ・・・と心の準備ができたかと思っていた矢先"夜中に破水"
前日かん先生に「どんどん歩いて赤ちゃん下りてきてもらわないとね」と言われ、歩き回ったのが効いたんでしょうかね?なのに陣痛がなかなかこない。あの時は少し焦りました。もしかして、病院に行かないとかな? という思いが頭をよぎり、早く陣痛きて"と心の底から思いました。陣痛を進める為に一度帰ろうか?とかん先生から言われた時も正直不安でしたが、今思えば、あの時帰って子供達ときちんと向き合う最後の時間がとれて本当に良かったです。
そして、陣痛がきた頃に夫も帰ってきてくれた。赤ちゃん、パパを待ってたんだと実感させられました。そこからは、あれよあれよと進み、3人目にして初めて 陣痛~出産~産後ケア までを家族で過ごすことができ、本当に満足しています。赤ちゃんが出てくる時の感触は今までのお産ではこんなにハッキリと感じる事ができませんでした。一生忘れません。夫にしがみつきながら、長女に背中をさすられながら、痛みよりも、家族を側に感じられて涙が出そうになりました。さすがに長男はまだあまり分からず、母の腕の中でしたが・・・。覚えていなくても、大きくなった時に、弟は皆で迎えてあげたんだという事を話せたらいいと思います。
言葉ではうまく言い表せませんが、本当に、かん助産所に出会えてよかったです。家族の絆、そして、人と人とのつながりを改めて素敵なものだと実感しております。

助産師 より

本当にあっさりとした御夫婦です。生き方や考え方があっさりしているというのではないのです。悩まれないのです。
妊娠したから子供を生むのは当たり前。子供を生んだから育てるのは当たり前。3人目だったから、3人ともが我が子となり、3人をしっかり育てていく。これも当たり前。 “3人の子供を上手に育てられるのかしら?” とか “パパお仕事忙しいから私だけで大変だわ” とか、普通悩んだり、心配したりするのに、ママはあまりにもあっさりと日常を暮らしておられる。楽しそうに、朗らかに育児されている。
将来に対する悩みや子育て論。家族を守ること、そんなことは、日々一生懸命生きていくことで自然にクリアしていける。この御夫婦を見ていると、そんな風に感じました。今のままの自然体の生き方を続けていってほしい。私が教えられるようなご夫婦でした。

出産体験記

Posted by かん