妊娠・出産・育児を通して家族を築く

2019年6月25日

2019凌来

凌来(りく)ママさんより

第2子の妊娠が分かった当初、産前産後で上の子のお世話をお願いできる親戚がおらず、何かあった時に上の子も一緒に泊まれる分娩施設を探し、助産所での出産を考え、こちらに決めました。上の子も泊まれるという単純な理由だったのですが、退院を控えた今はこちらで出産して本当に良かったと思っています。
妊婦検診の時、かん先生は私だけではなく、上の子悠菜へも丁寧にお話ししてくれて、悠菜にお姉ちゃんになる準備をしてくれました。私はまだ二歳にもなっていない、言葉もあまり出ていない悠菜に赤ちゃんができたことなんて理解できないと思っていたのですが、助言通り「お腹に赤ちゃんいるんだよ」と言っていると、だっこをせがまず自分で歩くようになり、外出先で赤ちゃんを見かけるとジィーとながめたり、私のお腹をなでてくれるようになりました。
そして入院中も快適に過ごさせてもらいました。一番大きかったのは母乳育児。悠菜の時は母乳が出ない、3時間毎の授乳とというプレッシャー、子の体重が増えない、乳首が傷ついたり、胸が張ったり痛いというトラブル続きだったので、かなり苦手意識を持っていました。でも、こちらでは、生まれた直後スヤスヤと眠っている凌来を見て先生が「6~7時間は寝るで。ゆっくり寝かしてやりー」と言われたので、私は(あれ?3時間ルールないんだ?)という感じでした。あの一言で絶対3時間毎に授乳というプレッシャーが1つなくなり、気持ちが楽になりました。最初の2日間こそ、夜通し授乳をくり返してフラフラでしたが、結果、退院前に母乳が軌道に乗って万々歳です。
気持ちも楽に母乳育児に入れましたし、また、夜の母乳ケアのマッサージのおかげで身体も楽に母乳をスタート出来ました。マッサージの最中は激痛ですが、終わるとガチガチだった胸が軽くなり、次の日は心なしか凌来もゴクゴク飲みやすそうに見えました。ガチガチの胸が痛くて眠れなかった悠菜の時には寝不足に拍車がかかり、更に気持ちも追い込まれていった感じでしたが、今回は気持ちも身体もとっても楽で前回とは真逆の良い循環でした。
また美味しい料理を用意してくれ、私の身の回りのものまで洗濯してくれたスタッフの皆様にも感謝でいっぱいです。ボリューム満点で品数も多い食事は毎回楽しみでした。“産後ダイエットがんばらないとなー、やばいなー・・・” と思いつつ毎回食事もおやつも完食。この食事とお別れするのは残念です。
本当に今回は良い妊娠、出産、育児のスタートをできたと思います。
かん先生、スタッフの皆様には感謝でいっぱいです。ありがとうございました。

助産師より

手伝ってくださる方がいないので、家族入院を希望されて来院されたママでした。ママの実家は北海道。上の子のお世話をどうするかという事を一番心配されていたようです。助産所に一緒にお泊りすることは大丈夫だけれども24時間上のお子さんと赤ちゃんと過ごすことは産後のママにとっては、とっても大変。パパとママと相談しながらファミリーサポートの登録をしたり、保育園の3か月間の入所手続きを考えてもらったりと準備を続けていきましたね。実際には産前産後に北海道からお祖母様がお手伝いに来てくれたのでホッとし、安心した気持ちでお産に向き合うことができました。ずっと話し合いを続けていきながら、ご夫婦お二人に対して素敵だなぁと思っていました。お二人で出産準備をし、お二人で育てていく気持ちを持つ事が出来ておられ、産後も助け合って何事も一緒に考え行動されていました。家族がしっかり築かれている。本当に素敵です。

出産体験記

Posted by かん